祇園祭宵山 第50回石見神楽奉納のお知らせ
2024-07-09
2024年7月16日(火)、京都祇園祭の宵山に八坂神社の能舞台にて、京都島根県人会、八坂神社島根奉賛会による第50回石見神楽奉納を行います。
立ち見でのご観覧は無料です。
島根県人会の会員は、奉賛金3,000円以上にて、お席と粽(ちまき)をご用意いたします。
なお、席に限りがございますので先着順とさせていただきます。
【祇園祭宵山 第50回石見神楽奉納】
石見神楽は、島根県西部、石見地方を代表する伝統芸能。
現在、石見地方には約130もの神楽団体があり、上演する久佐西組神楽社中もその一つです。
透通るような笛の音と軽快な囃子にのり、絢爛豪華な衣裳を身にまとい、時に火の粉を散らす勇壮な舞は訪れた人の心を掴み魅了し続けています。
開催日程:2024/7/16(火)
上演時間:18:00〜21:00(終了予定)
開催場所:八坂神社 能舞台
神楽:久佐西組神楽社中(島根県浜田市金城町)
演目
・鈴神楽(すずかぐら)
鈴神楽は、神楽の奉納にあたって最初に舞われる儀式舞です。扇と神楽鈴を採物として、鈴の音を響かせ袖をひるがえし、ゆったりと厳かに舞います。
・道がえ
雷神、武神として知られる武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、世界各地を荒し廻った大悪鬼を激闘の末に降参させる演目です。
石見神楽では珍しく鬼が降参し、人間を食物とせず高千穂にある稲を食料とするように諭され改心して許されるという形で終わります。
・恵比寿(えびす)
恵比須は、漁業、幸運、商売の神として有名です。
この物語は、幸運の象徴である鯛を海岸で釣り上げる様子を描いています。
この演目は、結婚式やお祝いなど、縁起の良い機会に行われることがよくあります。
笑顔の恵比須とコミカルな演技は、観客をリラックスさせて楽しませてくれます。
また、釣り餌に見立てた飴を観客に撒く演出があり、子供たちにも人気があります。
・大江山
京都の北西に位置する大江山をアジトに悪行を働く怪物「酒呑童子」を退治するよう天皇から命令を受けた源頼光(らいこう)と家来が登場します。
怪物の力を弱めるための酒を神の使いからもらい受け、さらに油断させるために旅の僧侶のふりをして大江山に乗り込み、とらわれの娘の手引きにより酒呑童子に酒を飲ませることに成功。
よっぱらった酒呑童子と格闘の末に打ち負かします。
・大蛇(おろち)
石見神楽の最も人気のある演目で、須佐之男命(すさのおのみこと)と、頭と尾 8 つの巨大な蛇である大蛇の戦いを描いた物語です。
須佐之男命は悲しみに暮れる老夫婦とその娘に出会います。
理由を尋ねると、八岐の大蛇が毎年現れ、既に 7 人の娘が攫われ、残ったこの稲田姫もやがてその大蛇に攫われてしまうと須佐之男命に言いました。
彼女を救うために、須佐之男命は大蛇をだまして毒酒を飲ませ、激しい戦いの後で大蛇を打ち負かします。
大蛇は川の洪水を象徴しているとも言われ、物語は人間と自然災害の争いを描いているとも言われています。
長さ 17 メートルの大蛇の胴体は竹と石州和紙でできており、蛇頭はユネスコに登録されている石州半紙で作られています。
【県人会会員】
受付時間:16:00
奉賛金:3,000円〜
鈴神楽(すずかぐら)
大蛇(おろち)